うちの犬、汗をかいているように見えないけど…暑くないのかな?
気温が上がり、日差しも強くなって来るこの時期、自分は汗ばむことが多くなってきたけれど、
飼っている犬は汗をかいているようには見えない・・・暑くないのかな?
と、疑問に思うことはありませんか。
犬は人のように汗を流しませんが、別の方法で体温調節をしているのです。
暑い日に、犬が舌を出しながら「ハァハァ」と激しい呼吸をしている様子をよく見かけます。
これが体温を下げる方法で、よだれに風を当て、熱を放出する「パンティング」という行為です。
ただしこれはかなり運動量が要るので、すぐに体が温まってしまいます。
ですので、日陰の地面に寝そべったりして身体を冷やしたりもします。
もし屋内で飼っている場合は、エアコンや扇風機、遮光カーテンなどを上手に使って
室内温度が上がらないように工夫すると良いですね。
ちなみに、犬も全く汗をかかないわけではありません。
汗腺には、「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類あります。
体温調節のための汗腺は「エクリン腺」ですが、これは犬には鼻と肉球にしかなく、
あまり発達していません。そのため、人間のように汗で体温調節が難しいのです。
対して「アポクリン腺」は性的アピールのための汗腺で、全身に分布されています。
こちらから出る汗は体臭の原因になり、放置しておくと菌が繁殖して皮膚病につながる事もあります。
汗をかいていないように見えても、衛生面のケアはきちんとしてあげましょうね。
身体を拭いてあげたり、よく使う布の生地などに除菌したり、ジーミストは大活躍できますよ^^!