不妊手術後はどのような変化があるの?
猫が妊娠しないように、不妊手術を受けさせる飼い主さんが多いと思います。
オス猫は去勢手術で精巣を、メス猫は避妊手術で卵巣と子宮をそれぞれ摘出します。
望まぬ妊娠を防ぐためにすることとはいえ、本来体にあるべき器官をなくしてしまう手術なので、猫にとってはとても負担がかかります。
例えば、術後1日程度は、胃腸の調子が戻らず食欲が落ちてしまうようです。ストレスが原因で下痢・嘔吐の症状を見せることもあるそうです。
いずれも普段の調子がもどってくれば治る症状ですが、あまり長く続くと猫の体にさらに負担がかかってしまいますので、病院にかかったり、場合によっては薬を処方してもらいましょう。
また、術後に肥満気味になったという声もよく聞かれます。
これは避妊手術により多少おとなしくなり、運動量が少なくなることと、代謝量が落ちることが原因と言われています。
食事でコントロールしていく方法が一般的ですが、急に量や内容を変えると猫がその変化についていけません。
量を減らすのではなく、カロリー控えめの専用フードを食べさせるのが良いでしょう。それも、ガラッと変えるのではなく、今まで食べていたエサを与えて様子を見ながら、少しずつ慣らしていくとうまくいきやすいでしょう。