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犬猫コラム

猫の毛色は変わるってホント?!

猫の毛色は変わるってホント?!

猫の毛色は変わるってホント

生まれたばかりの子猫は、色素がはっきりしていないため、模様がぼんやりとしていたり、毛色が薄かったりします。
そのため、成長とともに持って生まれた色素がはっきりとしてくると、濃い模様になったり、毛色が変化することがあります。
また、成猫が年を重ねると、毛色が退色していく傾向もあります。
人間の白髪のように、全体に白っぽい毛色に変化していったり、真っ黒な猫ちゃんの毛色の一部が茶色に変化したりと、猫ちゃんによって変化は様々です。
シャム猫の場合は、ポインテッド遺伝子(サイアミーズ遺伝子)という、温度によって毛色が変化する遺伝子を持っています。
この遺伝子は、本来持っている色が表面に出るのを抑える働きがあり、高温においては強く作用し、低温においてはその作用が弱まるという特徴があります。
その結果、体温が高い胴体部分は色が白っぽくなり、体温が低い身体の末端部分である耳や鼻、口周辺、脚、尻尾では濃い色になります。
シャム猫の他に、ヒマラヤンやラグドール、トンキニーズなども同様の遺伝子を持っています。
このように猫ちゃんの毛色や模様の変化には、種類や遺伝的要素によって、個体差があります。
成長とともに変化する猫ちゃんの毛色や模様を、よく観察してみるのも面白いかもしれませんね。

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