猫の歯は何本あるでしょう??
成猫の永久歯は、なんと上が16本、下が14本で、合計:30本もあります!
猫の乳歯は上は14本、下が12本の26本です。乳歯は生後3ヶ月〜6ヶ月ぐらいまでに永久歯に生え変わります。
永久歯の種類は大きく分けて3つ。
人間の前歯にあたる門歯(切歯)が上下に6本ずつ、大きくて鋭い犬歯(キバ)が上下に2本ずつ、そして左右の臼歯が上下合わせて14本あります。
猫の臼歯は、人間のように食べ物をすり潰すのではなく、肉を引き裂くためのものです。
そのため猫は、すり潰したり嚙み砕いたりせず、食べ物を丸呑みします。
通常、猫は噛まないで丸呑みするので、歯に食べカスは溜まりませんが、柔らかい物ばかり食べている飼い猫は、どうしても歯に食べカスが残り、歯石が溜まりやすくなります。
歯石を溜まったままにしておくと、やがて歯周病になります。
歯周病が進行すると、人間と同じように猫も歯が抜けてしまいますので、予防のために、歯を磨くのと同じ効果のあるドライフードや煮干しなど、硬い物を食べさせるようにしましょう。
また、年に2回位は、歯の定期検診を受けると良いでしょう。