犬にも虫歯はあるの？！

犬の口の中はアルカリ性なので、虫歯になることはほとんどありません。
虫歯よりも圧倒的に多いのは、「歯周病」などの歯周疾患です。
中でも「歯周病」は犬に最も多い病気と言われており、老犬の８割がかかるとも言われています。
歯周病は歯肉炎が原因となって発症します。
健康な犬の歯茎の色は、一般的にピンク色ですが、もし、歯茎の色が赤みがかっている、血がにじんでいる、膿が出ているなどの症状があるようならば、歯周病を疑いましょう。
歯が黄色または茶色くなっている、口臭がきつくなってきたなどの症状も歯周病の可能性がありますので、注意が必要です。
人間と同じように、犬の歯周病の予防には、歯磨きが一番効果的です。
とはいえ、歯磨きを嫌がるワンちゃんも多いでしょう。
いきなり歯磨きをすると、歯磨き嫌いになってしまいますので、まずは、口の周りを軽く触ってみることから始めましょう。
それに慣れてきたら、次は歯にタッチしてみます。
上唇を軽くめくって、指の腹で１〜２秒軽くタッチできるようになったら、ガーゼ磨きにトライしてみましょう。
この時、いきなりゴシゴシするのではなく、ペット用歯磨きペーストをつけたガーゼを巻いた指で、歯に２〜３秒触れることから始めます。慣れてきたら２〜３秒軽くこすってあげましょう。
ガーゼ磨きに慣れてきたら、いよいよ歯ブラシでの歯磨きに挑戦です。
歯ブラシの場合も、ガーゼ磨きと同じように、歯に触れることから始め、少しずつ慣れさせるようにします。
ポイントは、嫌がったらすぐにやめて無理に続けないことです。毎日少しづつ行い、ワンちゃんの歯の病気を予防してあげましょう。