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スコティッシュフォールドってどんな猫?

スコティッシュフォールドってどんな猫?

スコティッシュフォールドってどんな猫

英語で「折れる」という意味のフォールド(fold)が名前に入っているように、前に折れ曲がった耳が特徴的なスコティッシュフォールド。
その歴史は、1961年にスコットランドの中部に位置するテイサイド地域の農家に生まれた一匹の子猫から始まりました。
スージーと名付けられたこの雌猫は、他に生まれた兄弟たちとは違い、成長しても耳が立たないままでした。
やがて、成長したスージーが1963年に産んだ子猫の中にも、同じように折れ曲がった耳を持つ子猫がいたことから、遺伝性の突然変異だと確認されました。
スージーと同じ雌猫であった子猫は、近所に住むロス夫妻がもらい受け、この特徴的な折れ曲がった耳の猫を繁殖させようと、ブリティッシュショートヘアーとの交配を試みました。
のちに、数匹がアメリカの遺伝学者の元へ送られ、ブリティッシュショートヘアーやアメリカンショートヘアーを用いた品種改良が続けられました。
その結果、1994年に「スコティッシュフォールド」という名称で猫の一品種として公認されるに至りました。
スコティッシュフォールドの最大の特徴である折れ曲がった耳は、全てのスコティッシュフォールドに遺伝するわけではなく、折れ曲がる確率は30%程度だと言われています。
折れ曲り具合も色々ありますが、小さくしっかり折れているのが良いとされているようです。
また、構造上、耳の伝染病にかかりにくい代わりに、耳の中が汚れやすいので、定期的な手入れが必要です。
手入れの方法がわからない場合には、獣医さんに相談してみましょう。

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